はやし音楽教室

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声楽・ピアノ・ソルフェージュ

下準備

しっかり歌おうと思ったときに皆さんは何を思い浮かべますか?

ほとんどの方は正い発声、腹式呼吸、正しい音程、正しいリズムを意識するかと思います。
もちろん、それらはとても大切なことです。
しかし、新しい曲に取り掛かる際、もっと大切なことがあり、それをやることでより芯のある歌が歌えるようになります。
なにをするかというと、“詩を音読する”ということです。
音読といってもただつらつら読むのではありません。
句読点一つにしてもどれだけの間をおくべきなのか、どのような雰囲気をつくるのか、言葉によって優しく、強く、慈しんでなど表現を考えたりし、詩が何を語っているのか、作者がどんな気持ちなのか理解してイマジネーションを広げて下さい。

この下準備をすることでリズムに引っ張られて変なところにアクセントをつけてしまったり、平たく歌ってしまうということがなくなります。
新しい曲に取り掛かる際は自分が役者になったつもりで“声に出して詩を読む”という練習を必ずやって下さいね。